埼玉の中心部に位置する川島町。去る12月21日(土)どんよりとしたやや厚めの雲に覆われた寒空の下、川島町役場は冬の夜にもかかわらず、1,900人を超える人たちの熱気に包まれました。
川島町では地域を盛り上げるイベントとして、ここ3年は、かわじまイルミネーションを開催してきました。しかし、今年(2019年)は内容を一新し、音楽とダンスで盛り上がる「でぃす ディス DISCO PARTY」を私たち雅市(ハンドメイド雑貨市)とのコラボレーションで開催することになったのです。
そこで、はじめての試みながら大盛況だったイベントの様子を、出店者さまの紹介を兼ねてお伝えしたいと思います。
※雅市がはじめての方はこちら
初めての体験にソワソワする場面も
当日のスケジュールは、雅市が15:30開始で「でぃす ディス DISCO PARTY」が17:30開始でしたが、筆者は12:30に現地入り。イベントを運営する役場の方たちは準備に慌ただしい様子でした。
14:00になると出店者さまの搬入が続々と始まりました。これまでの雅市と雰囲気が異なるせいか何となくソワソワする場面もありましたが、無事に出店準備が整いました。
※各ブースで販売準備をする出店者さまたち
開場から早くもたくさんの来場者が!
雅市が始まる15:30には、「でぃす ディス DISCO PARTY」のリハーサルが行われていたこともあり、すでにたくさんの方がお見えになられていました。
いよいよイルミネーション点灯
雅市が始まってから2時間後、町長が来場者と一緒にカウントダウンをしながら、イルミネーションが点灯。普段はお堅い感じに見える役場の風景が、一転して繁華街のクラブと化した瞬間です。
そして屋外(役場入り口付近)では移動販売のキッチンカーが立ち並び、中には20人近く行列ができる人気店もあり、寒さを吹き飛ばすにぎわい振りでした。
屋内出店者さまご紹介
10年以上ハンドメイド作品を作り続ける「いちごみるく」さん
幼稚園や小学生のお子様向けとなるグッズを中心に、多彩な顔ぶれのハンドメイド作品が並ぶ「いちごみるく」さんの布小物。今回も新作の「移動用クリップ」をはじめ、素敵な作品たちが来場者の気を引いたようです。
色やサイズに合わせたオーダーメイドも可能なのが嬉しいですね。「◯◯のようなものはないの?」と思ったら、早速リクエストしてみてください。世界にひとつだけ、あなたのための作品が生まれます。
趣味で始めたハンドメイドが、今ではお友だちと一緒にフリマやハンドメイドマルシェで販売するまでに至ったとのこと。これからもハンドメイドの楽しさを伝えて欲しいと思います。
「いちごみるく」さんのアメブロはこちら
名前に想いを寄せる「ほっこり筆文字屋」さん
名前・・・それは、一度つけたら変わらない一生ものだからこそ、こだわりが生まれるのかもしれません。「ほっこり筆文字屋」さんのワークショップはそんな名前に寄せる想いを実感できる楽しさがあります。
お名前ポエムが好きでお絵かき書道に通っていらした「ほっこり筆文字屋」さんは、日高市でパステル講座も開いたことがあるそうです。
筆文字だからこそ伝わる子どもからシニアまで楽しめるワークショップ、またの出店をお待ちしています。
「ほっこり筆文字屋」さんのインスタグラムはこちら
地元の厳選素材でつくる味「茶房ぎゃらりーゆめ」さん
吉見町でお店を営む「茶房ぎゃらりーゆめ」さんはRin-ne主催の「らららマーケット」にもよく出店してくださる常連様です。
「茶房ぎゃらりーゆめ」さんの食べものは、何と言っても地元吉見町の素材にこだわっているところです。お米は吉見コシヒカリ100%、野菜もすべて地元で採れたものを使用しており、地産地消の鏡といえますね。
また夜の開催ということもあり、豚汁と甘酒は来場者の体を温めたことでしょう。
人気の秘密は卵へのこだわり「Quiche & Sweets fuWAri」さん
雅市への出店は今回がはじめてとなるQuiche & Sweets fuWAriさんですが、実は知る人ぞ知る名店。食の安全を第一に考え、国産素材にこだわったキッシュやケーキを販売しています。
特にこだわっている食材は卵だそうです。パティシエをされていたこともあり、いろいろ味を試した中で、自分が一番だと思うプリンがつくれる卵とのこと。そんな想いの詰まった秘伝の卵をつかったキッシュ、とても美味しくいただきました。
Quiche & Sweets fuWAriさんのインスタグラムはこちら
Quiche & Sweets fuWAriのスイーツは通販サイト・ミンネで購入できます。
豊富なラインアップが魅力の「pearl」さん
雅市には過去にも何度か出店してくださっている「pearl」さんは、ハンドメイド作家になって約5年。
最初はてづくりせっけんを販売していたそうですが、今では数多くのアクセサリーを中心に数多くのハンドメイド作品をカフェでの委託販売やイベント出店というかたちで世の中に広めています。
「pearl」さんの作品は本当に種類が豊富で、色やサイズもその場で自分に合わせて交換してくれるのが特徴です。また金属アレルギーのある方にはチタン製のものに交換してくれる心遣いもありがたいですね。
毎度ワークショップが大人気の「Healing place Sao」さん
レジンアクセサリー製作のワークショップを主催する「Healing place Sao」さん。雅市には過去にも何度か出店してくださっていますが、今回はいつにも増して大盛況だったといえるでしょう。
ワークショップはものづくりの楽しさだけでなく、そこから生まれる自己肯定感などの付加価値もあります。子どもたちのために今後もワークショップを広めていってくださいね。
子どもから大人まで楽しめる「食品サンプル教室ヒポザクラ」さん
手仕事をする職人さんが好きで、昔から食品サンプルに魅力を感じていたとのこと。現在は食品サンプルインストラクターの資格も取得し、食品サンプルづくりの楽しさを本格的にお伝えしています。
今回の食品サンプルワークショップのテーマは「クリスマスチキンとミニパフェ」でした。子どもたちが楽しむ様子に見ている側も笑顔がこぼれますね。
思わず目を奪われるハーバリウム「+mahalo」さん
終了間際までたくさんの方たちがブースを囲んだハーバリウムのワークショップ「+mahalo」さん。花の美しさを手入れなしで保ち続けるインテリアを気軽に楽しめるのがいいですね。
米粉の焼き菓子が定評の「Ern’s Lab.」さん
海外経験が豊富の店主が健康も考えながら提供するおいしい焼き菓子。今回のおすすめは、全粒粉入りのショートブレッドと米粉のラムフルーツケーキでした。
「Ern’s Lab.」さんのホームページはこちら
自然酵母のパン屋「ぱんあきやま」さん
季節の果実や花から酵母をおこす自然酵母パンと焼き菓子を販売する「ぱんあきやま」さん。雅市をはじめRin-ne主催のらららマーケットにも出店してくださる常連様です。今回も季節に合わせた限定のパンがたくさん並びました。
「ぱんあきやま」さんのホームページはこちら
ご縁がご縁を呼んだ奇跡
今回の雅市は、ご縁がご縁を呼んだことで開催が決まった経緯があり、人と人のつながりを大切する雅市の開催目的にも通じるものがあったと実感しています。
以下は、雅市とかわじまイルミネーションのコラボレーション開催にあたってご尽力くださった、川島町役場政策推進課の品川さんのコメントです。
また今回、ご縁をつないでくださった島田祐輔さんは、ダンスや音楽を通して子どもから大人まで笑顔と感動を届ける活動をされています。
筆者とは社協(社会福祉協議会)を通じて知り合ったのですが、川島町役場の職員たちと交流もあり、イベント盛り上げ役の一員としてお声がけいただいたことを本当に嬉しく思っています。
当日、島田さん自身も来場者数については半信半疑だったそうですが、これほどまでに活気づいたことに大喜びでした。
島田さんのダンスサークルはこちら
まとめ
雅市は「作り手さんの想いとあなたの感性が出会う」というコンセプトで開催しているのですが、「ハンドメイド作品をつくる作家様」と「ハンドメイド作品に魅力を感じるお客様」のつながりだけでなく、、、
ハンドメイド作品をつくる作家様同士のつながり、来場されたお客様同士の出会いなど、リアルな交流を図る場としての目的も兼ね備えているのが大きな特徴です。
とりわけ今回は、かわじまイルミネーションという地域活性化につながるイベントとのコラボレーションでしたので、雅市も地域社会・経済に貢献できたのではないかと思っています。
出店くださった作家様、ご来場いただいた皆様、そして川島町役場の皆様、本当にありがとうございました。
雅市のホームページ