ハンドメイドのイベントにかかわらず、ブースの場所は少なからず売上に影響します。
例えば、このようなブース場所だと売上アップが期待できます。
逆に、入口から遠いブースやメイン会場から離れているブースの場合は少し心配ですよね。
でも大丈夫!
ブースの場所によって売上を左右されないために、あらかじめ工夫できることがあります。
この記事ではイベント前にやるべき3つのことをご紹介します。
1、SNSでイベントをシェアしよう!
2、高さのあるディスプレイを用意しよう!
3、ショップカードやチラシ・名刺を渡そう!
1、SNSでイベントをシェアしよう!
お金をかけずにできる工夫としておすすめしたいのが、SNSを使った宣伝です。
ハンドメイドの情報発信には、InstagramやTwitterがおすすめです。雅市では主催者がFacebookを使って情報を発信しています。
いずれのSNSも、パソコンまたはスマホを使って無料で始められます。
それぞれのSNSの特徴をまとめました。
写真の掲載とハッシュタグでの情報収集が強み。
ハンドメイド作品を投稿している人も多く、宣伝効果も高い。
宣伝としてだけでなく、作品一覧を見せる場としてもおすすめ。
リアルタイムな情報発信とフォロワー同士の交流が強み。
前日や当日の宣伝、設営状況のリアルタイム配信などが効果的。
ブースの番号をアカウント名やプロフィールに載せるのもおすすめ。
地域に密着した情報発信が強み。
ボリュームのある情報発信にも向いている。
ハンドメイドや地域のコミュニティに参加するのもおすすめ。
Q1:今までのアカウントを使ってもいい?
A1:既にアカウントをお持ちの場合は、そこで活動状況を発信するのもよいでしょう。
今までに築き上げてきた繋がりを大切にしてください。
しかし、可能ならハンドメイドに特化したアカウントを開設するのがおすすめです。
さまざまな情報をごちゃまぜに発信するよりも、興味のある人たちに情報を届けやすくなります。
Q2:普段はどんなことを発信すればいいの?
A2:出店するイベントがない時でも、自分の作品を写真つきで公開するのがおすすめです。
作品を好きになってくれた人が、イベントに足を運んでくれるかもしれません。
「ほかにどんな作品を作っているのかな?」と興味をもってくれたらうれしいですね。
また、普段の制作状況や作品制作のウラ話を発信するのもよいでしょう。
Q3:出店するときはどうやって宣伝すればいい?
A3:イベントへの出店が決まったら、アカウント名やプロフィールなど目に留まりやすいところにイベント名やブース番号を記載しましょう。イベント自体の宣伝にもつながりますし、あなたの作品を目当てに来てくれる人が来場しやすくなります。
設営状況をリアルタイムで発信したり、開場時間や会場の込み具合を知らせたりするのもいいですね。休憩や撤収の状況を発信することで、あなた目当てのお客さんとのすれ違いも防げるかもしれません。
また、ハッシュタグを効果的に使いましょう。他の人が発信した情報も集約されますし、拡散力も上がります。例えば、雅市に出店することを宣伝したい場合は、 #雅市 や #ハンドメイド #アルカーサル迎賓館川越(←会場名) などのハッシュタグをつけるのがいいですね。
2、高さのあるディスプレイを用意しよう!
奥まった位置のブースやメイン会場から離れているブースでは、お客さんの視線を集めにくいというデメリットもあります。
通路を通るお客さんたちの目に留まりやすいよう、高さのあるディスプレイを用意しましょう。
またメイン会場から離れているブースはスタンド看板やPOPを利用してお客様の目に止まるようにすると良いでしょう。
●お客さんから見て奥のスペースを底上げ!
お客さんから見て手前は手に取りやすいですが、奥のスペースは手を伸ばしにくく、視線も届きにくいです。
そこで、箱や台を使って高い位置にディスプレイするのがおすすめです。
かさばる道具を持ち込めない場合は、搬入に使った箱にクロスをかけるだけでもOKです。
雛段をイメージして、お客さんから見て奥が高く、手前が低くなるように工夫してみましょう。
●自立するディスプレイをDIY!
搬入や設営にも役立つ「自立するディスプレイ」を用意するのもおすすめです。
コルクボードやワイヤーラックを、蝶番などでコの字型に組み合わせることで自立させやすくなりますし、折りたたんで持ち運びやすくなります。
ディスプレイの後ろに搬入に使った箱などを置いて養生テープなどで補強し、倒れないようにしましょう。
なお、雅市の場合は基本的に屋内での開催なので、風の影響を考慮しなくても大丈夫。ブースも大きすぎないので、用意するディスプレイもかさばりません。
ちなみに、雅市vol.20では椅子2脚のほか、180cm×45cmの机が1台無料で貸し出されます。ディスプレイ準備の参考にしてくださいね。
3、ショップカードやチラシ・名刺を渡そう!
よほどお目当ての作家さんや買いたい作品が決まっている場合は別ですが、まずは会場を一周ぐるりとしてからゆっくりお買い物したいと考えるお客さんも多いはずです。でも、大きな会場だと戻りたくても戻れなくなってしまうことも。
そこで、後から戻ってきやすくなるようにショップカードや名刺を用意して積極的に配りましょう。
ブース番号が記載してあればより親切ですが、出店者名がわかるだけでも大丈夫。会場マップと照らし合わせることで、戻ってきてもらいやすくなります。
今回のイベントだけでなく、次回やその次のイベントに出店した時にもショップカードや名刺を頼りにリピートしてくれるお客さんもいるかもしれません。
なお、雅市の出店数は約30~40ブースです。作家さんや出店者さんたちと交流しながら、じっくりと見て回れる規模なのがうれしいですね。
作品を見に来てくれたお客さんたちと会話を楽しみつつ、さりげなくショップカードや名刺を渡しましょう。
イベント出店を楽しむのが一番大事!
ブースの場所がどうやって決まるかは、イベントによって異なります。
申込みまたは当日の受付の先着順の場合もありますが、イベントの主催者が出展者の規模や人気、ジャンルに応じて場所を指定することも多いです。
ちなみに次の開催で第20回目を迎えるハンドメイド雑貨市「雅市」は、出店の受付は先着順でした。
どんな場所に決まったとしても売上が左右されないように、この記事でご紹介した3点を事前に準備しておきましょう。
何よりも大切なのが、ハンドメイドを楽しみ、イベント自体を楽しむこと。
それを普段から発信できれば、それが一番の販促になるはずです。
イベント出店を楽しんでくださいね